【基礎学習 一級建築士(環境・設備)】太陽位置図、日影曲線、永久日影とは?

一級建築士

建築士試験の「環境・設備」や「法規」の分野で避けて通れないのが、日影や太陽の動きに関する問題です。

図面や計算問題を見ると苦手意識を持ってしまう方も多いですが、基本の仕組みさえ理解してしまえば確実に得点源にできる単元です。

今回は、太陽位置図の見方から日影曲線の特徴、そして試験で頻出の「永久日影」のひっかけ対策まで、分かりやすく整理して解説します

太陽位置図(太陽軌跡図)

天球上の太陽の位置(太陽高度と方位角)を、特定の緯度を基準にして平面投影図上に示したものです。環境・設備の学科試験では、直達日射の入射角計算や日影図作成の基礎データとして頻出します。季節(夏至・冬至・春分/秋分など)や時刻ごとの太陽の軌道を視覚的に把握できるほか、各季節の日の出の時間や日の入りの時間を読み取ることも可能です。

日影曲線

建築物の先端や基準となる高さの点が地面に落とす影の先端の軌跡を、時刻ごとにプロットして結んだ曲線です。太陽位置図から得られる太陽高度・方位角のデータと、建物の高さを幾何学的に掛け合わせて描かれます。なお、秋分の日(および春分の日)の日影曲線は、地面上で直線になるという重要な幾何学的特徴があります。建築基準法における日影規制の適合判定や日影図作成において欠かせない実務・試験の基礎知識です。

終日日影と永久日影

一級建築士試験の環境分野で非常に狙われやすい重要用語です。

  • 終日日影: ある特定の日において、一日中(日の出から日没まで、あるいは規制時間内)にわたって直射日光が当たらない場所を指します。高層ビルの北側などが該当します。

  • 永久日影: 1年を通して1日も直射日光が当たらない場所のことです。試験対策上の最重要ポイントは、「夏至の日に終日日影となる部分は、1年中日が当たらない(=永久日影)」という点です。よく「冬至の日に終日日影となる部分」といったひっかけ選択肢が出題されるため、夏至を基準に覚えることが鉄則です。

免責事項

本記事は一級建築士試験の学習を補助する目的で作成されており、特定の試験問題の出題を保証するものではありません。学習においては、必ず公式のテキストや過去問題、最新の法規をご確認ください。

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