【基礎学習 一級建築士(計画)】複合施設のメリットを解説!コスト削減と面積有効活用

一級建築士

今回は、複数の施設を複合化するメリットについて解説します。

複合化のメリット

施設を単独で建てるのではなく、一つの建物にまとめる複合化には、主に2つのメリットがあります。

有効面積の増加

複数の施設が別々に存在する場合、それぞれに玄関、廊下、階段、エレベーターといった共有スペースが必要になります。しかし、これらを複合化することで、共有スペースを一つに集約できます。その分、各施設で利用できる有効面積を増やすことが可能になります。

維持管理費の軽減

設備の共有は、維持管理コストの削減にもつながります。例えば、設備関連の諸室や共用部を一元化することで、清掃やメンテナンスにかかる費用を大幅に抑えられます。また、建築物や資料、機材の管理も一元化できるため、運営全体の効率化が図れます。

まとめ

このように、複数の施設を複合化することで、スペースの有効活用コストの削減という大きなメリットが生まれます。

問題と解説

問題

類似用途を複合化して計画する場合は、単独施設とする場合に比べて、維持管理費は増加する。

回答

不正解

解説

類似用途の施設を複合化して計画する場合、維持管理費は増加するのではなく、軽減されます。単独の施設を複数建設する場合と比べて、設備関連諸室、玄関ホール、廊下、階段、エレベーターといったスペースを共用化できるため、その分の維持管理コストを削減できます。また、建築物、資料、機材などの管理の一元化も可能になり、効率的な運営が図れるため、全体として維持管理費の軽減につながります。

免責事項

本記事は一級建築士試験の学習を補助する目的で作成されており、特定の試験問題の出題を保証するものではありません。学習においては、必ず公式のテキストや過去問題、最新の法規をご確認ください。

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