一級建築士の環境の試験で終日日射量が多い面はどこですか的な問題があると思います。図を覚えたりするやり方もあると思いますがゴロ合わせで覚えるのが一番だと思います。いいなと思う人は覚えてみてください。
終日日射量とは?
終日日射量とは、終日(1日)の間の24時間の日射量です。
試験では、「いつの季節」の「どこの方位」が大きいかという感じで出題されます。
大きい順に並べます。
1.夏至の水平面
2.冬至の南鉛直面
3.夏至の東西鉛直面
4.冬至の水平面
5.夏至の南鉛直面
6.冬至の東西鉛直面
7.夏至の北鉛直面
この終日日射量の大小を暗記しなくてはいけません。前は、図を描いて考えていましたがなかなか面倒でした。ゴロ合わせで覚えると簡単だったので紹介します。
終日日射量のごろ合わせ
「季節」と「方位」を分けて覚えます。まず季節ですが「夏至」⇒「冬至」⇒「夏至」⇒・・・と繰り返しになっているので季節は夏が最初なので夏から始まると覚えます。
なので
1.夏至
2.冬至
3.夏至
4.冬至
5.夏至
6.冬至
7.夏至
となります。
次に方位ですが「水平」⇒「南」⇒「東西」⇒「水平」⇒「南」⇒「東西」⇒「北」を覚えます。
覚え方は頭文字を語呂合わせで覚えます。「す」⇒「な」⇒「と」⇒「す」⇒「な」⇒「と」⇒「き」
「すなとすなとき」となります。さらに少し変換して「砂と砂ドキ!」とします。どうでしょう覚えられそうでしょうか。
先ほどの季節に方位を追加してみましょう!
1.夏至の(す)水平面
2.冬至の(な)南鉛直面
3.夏至の(と)東西鉛直面
4.冬至の(す)水平面
5.夏至の(な)南鉛直面
6.冬至の(ど⇒と)東西鉛直面
7.夏至の(き)北鉛直面
どうでしょうか。このゴロ合わせで覚えられそうであれば使ってみてください。
過去問
過去問を一問解いてみたいと思います。
平成29年
北緯35度のある地点において、イ~二に示す各面の終日日射量の大小関係として、最も適当なものは、次のうちどれか。ただし、終日快晴とし、日射を妨げる要素はないものとする。
イ.夏至の日における南向き鉛直面
ロ.夏至の日における西向き鉛直面
ハ.冬至の日における南向き鉛直面
二.冬至の日における水平面
1.イ>ハ>ロ>二
2.ロ>イ>ハ>二
3.ロ>ハ>イ>ニ
4.ハ>ロ>ニ>イ
それでは解いてみましょう。
まず、先ほど覚えたゴロ合わせで日射量の大きい順に記載します。そのあとに、イロハニを該当するところに記載すると
1.夏至の水平面
2.冬至の南鉛直面 【ハ】
3.夏至の東西鉛直面 【ロ】
4.冬至の水平面 【二】
5.夏至の南鉛直面 【イ】
6.冬至の東西鉛直面
7.夏至の北鉛直面
こうなります。
そうすると大きい方からならべると【ハ】⇒【ロ】⇒【二】⇒【イ】となるので、選択肢は4となります。
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