【一級建築士試験(環境)】平均演色評価数とは?

一級建築士

こんにちは、けんてくです。今日は、白色LEDランプと水銀ランプの平均演色評価数について解説します。

白色LEDの演色性と平均演色評価数(Ra)とは? 

光に照らされたときの物体の色の見え方を「演色性」といいます。照明用の白色LED製品には、この演色性を数値で表す「平均演色評価数(Ra)」が記載されています。この値が100に近いほど、本来の自然の色を再現できる性質が高いと言われています.

演色性とは? 

物体の色は、それを照らす光の色によって異なって見えます。例えば、白色のボールを赤色の光の下で見れば赤く、青色の光の下で見れば青く見えます。演色性は、照らされた物の色の見え方に影響を与える光源の性質を指します。

演色評価数とは? 

演色性は、自然光に近い光を基準として、それからどれくらい違って見えるのかを数値で評価します。平均演色評価数(Ra)は、物体の様々な色を代表させた色票を使って求められます。このRaの数値が演色性を代表した値として、製品に記載されています。一般的にRaが80以上あれば、色彩の見え方を実用的に満足させるものとされています.

水銀ランプとLEDの比較

  • 水銀ランプは明るさが安定するまで時間がかかり、再点灯も遅いですが、LEDは瞬時点灯・消灯が可能で、調光もできるため節電効果があります。
  • 白色LEDの演色性は水銀灯の演色性(Ra40)に比べて約30アップし、物の見え方が良くなります。

問題と解説

問題

白色LEDランプの平均演色評価数は、一般に、水銀ランプよりも高い。

解説

正解。

平均演色評価数(Ra)は、光源の演色性を評価する指標です。具体的には、ある光源の下で物体の色が基準光源と同じように見えるかどうかを示します。Raの値は、100に近いほど自然な色再現が高いことを意味します。白色LEDのRaは通常67〜84で、比較的良好な演色性を持ちます。一方、水銀ランプのRaは44で、演色性はあまり良くありません。演色性は、照明用途や環境に応じて選択する際の重要な要素です。

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