今回は構造の断面2次モーメントについて解説をします。
断面2次モーメントとは?
断面2次モーメントは曲げにくさを表す値で断面の形状で決まります。
計算式から分かるように断面2次モーメントは、距離を2乗して求めるため断面積Aが遠いところにあるほど大きくなる。
圧縮力に対する強さ
強さ=断面積
軸方向の圧縮力を受けるとき部材の強さは断面積に比例する。
このとき断面の形状は無関係!
軸剛性
軸方向の変形に対する強さを示す。
軸剛性=E×A E:材料の強さ A:断面積
曲げに対する強さ
強さ=断面の形
曲げモーメントを受けるとき部材の強さは断面の強さに比例する。
この断面の強さを断面2次モーメントという!
曲げ剛性
曲げの変形に対する強さを示す。
曲げ剛性=E×I E:材料の強さ A:断面2次モーメント
長方形の場合
長方形の断面2次モーメントを求める公式
上部からの荷重に強い形はH型
断面2次モーメントの公式(暗記)
この2つの公式は構造計算に必要なので暗記しましょう。
まとめ
断面2次モーメントの計算式
この公式から距離の2乗が断面2次モーメントに与える影響が大きいことが分かると思います。このイメージが持てるとどういう形が構造的に効果があるのか理解できます。
最後に繰り返しになりますが
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