【タイル工事】有機系接着剤によるタイル張り

タイル工事

タイルは昔からモルタルで張ってきましたが、タイルが剥離する現場が見受けられ安全にタイルを張ることが求められている。

タイル剥離の原因

タイルが剥離する主な原因は、建物に生じる歪みである。

建物は、建てられてから気温の変化や風雨なのどの環境に晒されている。このような温度の変化や乾燥・湿潤の繰り返しによって、躯体のコンクリート、躯体とタイルの接着の役割を果たしているモルタル、そしてタイル自体にも、それぞれ伸び縮みが起こっており、その動きが異なるため、少しずつ歪みが生じていく。

タイル剥離の対策

有機系接着剤張り工法の採用

有機系接着剤とは?

有機系接着剤は弾性接着剤とも呼ばれ、固結しても弾性が残っている接着剤のことである。弾性がると躯体やタイルが伸び縮みしてもその動きを弾性が吸収するため、歪みが生じない。

現場管理のポイント

1.有機系接着剤の確実な使用。(材料検収時に確認)

2.超高圧洗浄による目荒らしの実施。

※段差等の調整を行う場合は、有機系下地調整材を使用する。

※下地調整材に有機系下地調整材を使用した場合は、超高圧洗浄ではなく高圧洗浄を行い接着障害物撤去(脱型材、レイタンス、油、酸、埃等)を行う。

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